機械加工における高精度化の要求は年々上がってきています。これを実現させる為、ミクロンレベルで進行する工具刃先の摩耗の影響や、機械の熱変位の影響を“補正”するいわゆる工具補正の機能が必要不可欠となります。
ドイツで生み出された独特の弾性変形構造を利用したアクチュエータ技術とエレクトロニクスを駆使した高精度な圧力制御技術を組み合わせた「工具補正装置」は迅速な1μm精度の刃先補正動作を実現。工作機械業界や自動車業界にて高い評価を頂き、多くの実績を積み上げてきました。「工具補正装置」は量産加工の自動化に必須となる以下の機能を実現します。

• 切削工具の刃先摩耗による加工寸法変動の調整
• 工作機械の熱変位による加工寸法変動の調整
• 工具交換における刃先プリセット誤差の調整

更に刃先をリリースさせるツールリトラクト機能にて、ツールリターンマークの除去が可能となり、面粗度の確保や刃先寿命の向上にも貢献します。

ニーズの多様化により、工作機械の潮流は、小品種大量生産に適した専用機から、多品種小ロッドに適した汎用機用に向かっています。
専用機用で得た工具補正装置の性能と品質は、汎用機用でも変わることなくこと受け継がれています。
汎用機は多様な加工を高速で対応できるスペックを持った一方で専用機同様な高精度加工を実現させる為に機能性を持ったツーリングが必要になります。
工具補正装置は、これらのニーズに応えながら進化を続けています。

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空圧サーボで補正制御する補正システムに用いるものです。補正コントローラの指示に基づき、精密比例制御弁でエアー圧の増減を高精度に制御することで、圧力サーボ出力を機械の動きに合わせて行います。この制御された空圧を制御油圧へ増圧変換して、そのパワーでもって補正変位へと比例変換し補正させるシステムの１つの構成品です。

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空圧よりワークの寸法を測る測定器です。
ノズルから圧縮空気を噴出させ、ワークに当てて測定します。
この時、回路内のエア圧（背圧）はノズルとワークの隙間に比例して変化しますので、その変化量により内径や外径、厚さ等の測定をすることが出来ます。
測定は比較測定になりますので、基準となるマスターを準備し、その差分よりワークの寸法を測定します。

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